テレマークスキーツアー記録
福島レロレロ活動記録
2001〜'02 月山キャンプ参加記 2004〜’05 2005〜’06


■1月9日(日) 雪崩講習会 @裏磐梯テレマークスキー場上部銅沼周辺 参加者 9名 スタッフ 5名 全14名

今シーズン最初の講習会にふさわしい雪崩講習会。積雪の心配が色濃く残る中、14名の参加で本番さながらの実習が行われた。
スキー場ハウス内で講師のT氏から午前中お茶会風の机上講習から始まり、雪崩の起きる理論や雪質、対処法など広く講義が行われた。午前中の内に銅沼周辺まで上り、いよいよ実践が行われた。

ハンドテストやスキージャンプによる弱層の見つけ方と入山の判断からビーコンの使い方、ゾンデ棒を使ったゾンデリングによる捜索法や実際に雪崩にあったと想定した救助シュミレーションまで内容の非常に濃い講習でした。解説本では、理解していても実際に現場に入っていざ捜索となるとスタッフでも思うように捜索が進行しない状況で本番では、どうなることかと思います。シュミレーションは、非常に重要な位置付けにあると今回感じました。次回は、最低シーズンで2回の講習会は、必要かと思います。

T氏による弱層テスト ハンドテスト スコップによるテスト スキージャンプテスト 衝撃で弱層発見!
全員によるゾンデリング捜索 雪崩シュミレーション ビーコン捜索中 埋没者発見! 低体温症救出方法
今回は、実際の雪崩を想定したシュミレーションを全員参加で行いました。最初は、ぎこちなかったものの最後は、第3者の目で他グループを冷静に見ていたので動きが大変良くなりました。ツアーに行く方には、全員が受けてもらいたい必須科目です。
※ちなみに、講師のT氏には、完全ボランティアで参加していただきました。感謝しましょう!次回もよろしく!!


最後に!雪崩に遭わない最高の方法とは? 解りました??    答えは、こちら!



■1月22日(土) 箕輪ライトツアー @箕輪スキー場〜横向スキー場周辺  参加者 9名

天候不順のため、スキー場リフトが動かず、視界も悪いと判断してコース変更しました。箕輪Cリフトから横向スキー場へ
下るショートコースでした。前日から降り続いた雪が多かったのでハンドテストでは、レベル3でした。オープンバーンと
急斜面は、トラバースして樹林帯の中をできるだけ滑りはじめ、横向に降りて行く途中は、とても深い新雪を体験、横向スキー場
旧ゲレンデの急斜面も国道を交代でラッセルしながら辿り着き新雪を滑りました。パッチワーク的なツアーでしたがツアー要素が
多く含んだ1日となりました。天候次第では、こんな日もあります。



■2月6日(日) 西吾妻(天元台〜若女平ツアー)    参加者 3名

豪雪の米沢、白布、さらに天元台には、驚きました。この週は、上部のリフトが止まっていたようです。2本目のリフトから
歩きはじめ長い長い1日が始まりました汗;。当然、いきなりのラッセルかと思いきや、東京からのパーティと同じコースを行くことに
なっていたので何とか、登りのラッセルは、避けられました。しかし、中大巓からラッセルが始まった。西吾妻小屋からの下りは、深い
ラッセルで沢を狙い始めた頃からようやく滑りが楽しめた。しかし、ほとんどの下りは、ラッセルでとても深い積雪に悩まされ時間だけが
過ぎていった。若女平付近からやせ尾根を目指すが、ガスと雪が多くていつもとは、違う地形で探すのに大変でした。
通常の2倍弱の時間にツアーベテランの参加者は、さすがにヘロヘロになったようでした。今回のツアーは、レロレロらしからぬハード
なツアーになりました。やはり、リフトで楽チン、お手軽ツアーがレロレロの魅力ですね!

▼行動記録 (記録:田中)
9:05 ロープウェイ山頂駅
9:20 駅出発
9:30 第1リフト下車
9:55 第2リフト上 着
10:05 第2リフト上 出
10:35 第3リフト上 着
10:45 第3リフト上 初
11:30 中大巓直下 1930m
11:35 中大巓-天狗コル 1910m
12:10 梵天岩
12:25 天狗岩
12:40 西吾妻小屋
13:30 西吾妻小屋 発
14:10 1700m沢の中
15:30 若女平
16:15 やせ尾根過ぎ 1160m
17:00 下山

▼ツアー報告(記録:田中)
9:00時ロープウェイ待ち合わせなので8:40のロープウェイに乗る。この時間だと20分おきにしかロープウェイは運転しない。
山頂駅 いつもより風もなく、暖かく感じる。ロープウェイ乗り場で聞くと、第2、3リフトは11:00からしか運転しないとのこ
と。いつもなら第2までは乗れるが、仕方がない第2リフト下から歩くことにする。しかし、第2リフト1/3位来たところでリフトが動き出す。もう少し待てば良かった。第2リフト上で休み、第3リフトが動かないか待ったが、第3リフトは昨日は、11:30に運転開始。11:00から動いたとしても後1時間待ち。また、ここから歩くことにする。第3リフトからは直接、中大巓は上らずに、巻くように中大巓と梵天岩のコルを目指す。今週降り続いた雪のため、ラッセルが酷い、スキーを履いてひざ上だ。なかなか進まない。11:30 中大巓の直下に着き、樹林帯から抜ける。ここからコンパスを中大巓に合わせ出発。ツアー標識も梵天岩方向に遠くに2つ確認できた。梵天岩へは視界が晴れることはなく、コンパスが頼り。梵天岩に近づき平らになり、暫く歩くと梵天岩が確認できた。12:10梵天岩からは天狗岩へ目指し歩く。いつものように天狗岩に近づくにつれ風が強くなった。天狗岩では一瞬西吾妻小屋方面の視界が開け、小屋が確認できた。すぐにコンパスをあわせ、また、ツアー標識も2つ確認できたのルートを記憶し、すぐに小屋へ向かう。天狗岩で小屋を確認できたため小屋へはすんなりと付く。視界が悪いときは小屋が見つからないときもあるので今日は運が良い。小屋に入り食事を取る。風は当たらないが、気温は低いのですぐにザックに入れていたセーターを着込む。体は温かいがブーツの中は冷たく。ブーツの中にヒータがあれば、、、
と思ってしまう。食事を終えて暫くしてから出発。沢の中に向かってすべり出すが、はじめはラッセルが続きなかなか思うように進まな
い。また、積雪も多くいつもに比べてルートも分かりづらい。いつもであれば沢の源頭でも沢であることがはっきりと分かるが、今年はなかなかはっきりとしてこない。1900m位から沢らしくなってきたところで滑り出し、やっと楽しくなってきた。1700m位まで快適にすべる。その後、1600付近から沢がところどころ見え始める。沢の底が見えないので落ちたらと考えるとぞっとする。途中から右手の夏道の尾根に入り暫く下ると若女平、またラッセルが続く本当に今年は雪が多い。やせ尾根を越え、唐松の樹林を通り過ぎ、最後の杉の樹林帯を越えて下山。小屋からの下りではいつもの約2倍弱の3.5時間かかり17:00であった。駐車場までの道のりが遠くに感じた。


■2月20日(日) 雄国沼ツアー(レロレロオリジナルコース)  参加者 6名

曇天と気温の高めの朝で始まった雄国沼ツアーは、猫魔スキー場トップからの滑り出しは、モナカ雪で幕を開けた。
沼までの下りは、ガスと悪雪でまともな滑りができずみんな苦労しいてた。雄国神社を確認して沢の流れ込み右側から沼の
上に出る。沼の上は、ホワイトアウトで何にも見えずコンパスを頼りに小屋まで辿り着く。小屋で早めの昼食後、雄国山へ
登りだし、山頂直下のトレースを利用して山頂へ向かう。山頂は、強風とガスで視界がなく尾根の下りまで慎重に下る。今回の
コースは、レロレロのオリジナルで雄子沢への沢を狙うルート。しかし、視界が利かないこともあり、逆のラビスパに伸びる尾根の
沢に入り込みミスルートしてしまう。すぐに気づき引き返すことになり、通常のルートへ出る。雄子沢への沢の取り付きで尾根越え
に苦労して沢へ降りる。沢は、深いが雪が多く比較的楽しめる。予定よりも遥かに遅れて駐車場に到着した。

沼への下りを滑って! モナカ雪 小屋で休憩(寒かった)
GPSではお世話になります 雄国山山頂で滑降の準備 ここからが大変でした!

■3月13日(日) 大沢下りツアー    参加者 10名

今年も大沢下りに期待して多くのファンがツアーに参加しました。天元台まで電車、バスと乗り継ぎ9時30分に山頂駅を出発。
雪質も良く順調な登りのスタートとなる。しかし!!中大巓で早くも30分遅れの参加者が出て先々が危ぶまれる。みんなに不安な
顔と苛立ちが見え始めた。何とか、30分遅れを取り返そうとするが中々厳しい。藤十郎から明月荘を目指し方向を変える。
追い風も助けてくれるがどんどん遅れ始め、小屋に到着時刻は、すでに1時近くになり昼食を早めに取り、急ぎ足でメインコースの
大沢方面に向かいクジラの大斜面を降りた。忠ちゃん転ばしは、真北の方向である。素直に滑りすぎて沢へと出てしまいミスコースに
なってしまう。忠ちゃんコースであったが何故か滑らない沢に入り込むことになった。砂盛付近で林道にエスケープして帰路を急ぐ。
結局、良い雪であったがまともに滑れず、電車に間に合わなかった。次回からは、参加資格で免許制度にしようかな・・・・。

スキー場最上部 登り出し 人形石からの稜線
藤十郎手前で 明月荘へ向かう      小屋に無事到着
クジラの大斜面を下って 大沢方面は、こちらだが。

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■3月21日(月) 番外ツアー  箕輪〜鉄山〜迷沢〜R115    参加者 6名

番外で行った箕輪〜迷沢ツアー(別名:四段山)は、ほぼピーカンの天気に恵まれた。お約束の箕輪は、スキー場から上は、カリカリ
のアイスバーンが小屋まで続く。プロペラの塔から雪質のよくなり前日に降った雪で上部の一段は、やや重めのパウダー。
お気に入りのブナ林で昼食を済まし、荷物をデポして北斜面の美味しい斜面を迷沢源頭部に滑り込む。最高でした!
二段目からは、重くなり少し難儀したがまずまずの雪質。やはり北斜面が狙い目だ。三段、四段は、樹幹が狭く少し滑ると林道に
出た。後は、林道を通り、迷沢を越えて仏沢の狭くて怖い橋を渡り終了。 
とても充実したこれぞお気軽ツアーでした。(スタート時間 9:30、終了時間 14:10)

箕輪山とのコル、鉄山へ向かう 真青な空! 箕輪山
鉄山避難小屋は、満員御礼! 左に箕輪山、右下へ東鴉川源頭部 一段目の始まり遠くに飯豊山と秋元湖
一段目の終わり、パウダー 水戸のI夫妻 まっすぐのK氏
北の大斜面おいし〜い!下まで滑れる 遠くに箕輪ホテルが見える 二段目の始まり。ブナの原生林
ボスザル率いるP塾に合流! 三段目全貌  三段目から箕輪山が遠くに。
四段目の樹林帯は、狭い P塾 ボスザル  ここで終了!